「要求仕様書と設計書の作成技術」を開催しました(5月28日)
「要求仕様書と設計書の作成技術」を開催しました(5月28日)
2020年 6月 2日
5月28日(木)、要求仕様書と設計書の作成技術を開催しました。
講師は、山本雅基先生(名古屋大学)が担当し、グループ演習を取り入れたオンライン講義を行いました。
講義冒頭、「 開発プロセス 」の各アクティビティで、入力と出力が共に文書であることが示されました。講師より、「技術者は、要求定義工程で要求仕様書を、設計工程で設計書を作成しなければならず、書かない人は国語力が低いのではなく技術力が低い。」と指摘されました。そして、それらの開発文書に「 何を 」記載すれば良いかを、IEEE830やESPR(組込みソフトウェア向け開発プロセスガイド)を通して学びました。
グループ演習では、Google Jamboardを用いて一人一人が出したアイディアを組み合わせ、さらに新しいアイディアを生み出す経験と、オンラインでの共同作業の可能性を体験しました。
講義終了後、受講者からは、「 明日、早速、IEEE830やESPRと職場標準の帳票類を見比べたいと思います。」「 まずは技術力を磨き、限界まで自分を追い詰めないと、よいアイディアというものは浮かばないものだと思いました。」 「 高度な要求の実現には、” 研究開発が必要である! " ことを実感しました。」など、さまざまなコメントがありました。
今回の講義には、他の講義と関わる内容もたくさん含まれていました。これからも、名古屋大学 enPiT-Pro Embでは、様々な講義を開講予定です。講義をうまく組み合わせて、スキル向上にお役立てください。開講スケジュールはこちらです。
第2章 要求定義工程の業務
第5章 要求定義工程に必要な技術
~発想技術~