「リアルタイムOSの内部構造」を開催しました(9月12日 , 9月19日)
2020年 10月 7日
9月12日(土)と19日(土)、TOPPERS/ASP3カーネルの開発者である高田先生(名古屋大学)と本田先生(南山大学)に講師を担当していただき、「 リアルタイムOSの内部構造 」の講義を実施しました。
本レポートでは、受講者へのインタビュー通じて、本講義の魅力をお伝えします。
講義内容
● 講義1日目
1日目は、「TOPPERS/ASP3カーネルの仕様」や「TOPPERS/ASP3カーネルの実装方針と構成」などを詳しく解説いただきました。さらに、今年度の演習では、「 実機による演習 」の他に、Ubuntu( WSLも含む )上で、QEMUを使ってTOPPERS/ASP3を実行する「 シミュレーション環境による実習 」も実施可能となりました。「 シミュレーション環境による実習 」についてはこちらをご覧ください。
● 講義2日目
2日目は、1日目に習得した知識を活かし、より応用的な技術を習得するために、ソースコードを読みながら、リアルタイムOSの内部構造について理解を深めていきました。
受講者インタビュー
スタッフ
本日は、よろしくお願いします。
まず始めに、受講理由を教えてください。
受講者
組込みソフトウェア開発の経験はありますが、さらに、リアルタイムOSに関する知識を深めたいと考え、受講しました。
実際に、受講されてどうでしたか?
他の技術研修でもリアルタイムOSの使い方は学べると思いますが、どのような考えで設計しているのかなど、リアルタイムOSの開発者の目線で話を聞くことが普段はできないので、それが聞けてとてもよかったです。
なるほど~!!
今回の講義は、実務に活かされていますか?または、今後活かしていけますか?
現在、リアルタイムOSを使った組込み開発を行っており、講義で学んだことを考慮した上で開発が出来ていると実感しています。
本日は貴重なお話をありがとうございました。
12月12日(土)、オンラインにて、「 リアルタイム性保証技術 」の講義が開催されます。
講師は高田先生です。現在、申込受付中です。詳しくはこちらをご覧ください。