「ソフトウェア品質・信頼性評価技術」を開催しました(9月26日)
2020年 10月 6日
9月26日(土)、広島大学の岡村先生に講師を担当していただき、「 ソフトウエア品質・信頼性評価技術 」の講義を実施しました。
本講義は、ソフトウエア品質に関する知識を習得するだけではなく、その習得した知識をグループワークでの議論や個人演習を通じて、発展的な学びへつながっていきます。今回は、社会人技術者とTA(広島大学の学生)がグループを組み、各演習課題に対し、オンラインで自分の考えを話し、知識を出し合い、そして学びあいながら資料にまとめ、発表を行いました。
本レポートでは、所属やバックグランドの異なる3名の受講者へのインタビュー通じて、本講義の魅力をお伝えします。
受講者インタビュー
スタッフ
みなさん、よろしくお願いします。
まず始めに、みなさんの業務内容と担当を教えてください。
Aさん
組込みソフトウエア開発で、機能開発チームリーダーをしています。
Bさん
自動車のソフトウエア開発技術者育成のための教育施策の企画、運営を担当しています。
Cさん
車載製品のソフトウエア設計で、プロジェクトマネジメントを担当しています。
受講理由を教えてください。
Aさん
開発規模の増大、及び開発対象の複雑度上昇から、日ごろの業務内で品質確保の難しさを感じているためです。
Bさん
ソフトウェア品質をテーマとした教育を企画するために、当教育での学びの内容を把握することが目的です。
Cさん
現在のプロジェクトでの品質問題で悩んでいたためです。
なるほど~!!
今回の講義は、今後の業務に活かしていけますか?
Aさん
具体的なテスト技法の紹介があり、今後の業務に展開できそうなものがありました。
Bさん
品質を「人間の健康」と比喩した品質管理の解説が、ソフトウエア開発者の終わりなき課題である「品質の作りこみ」に対するマインドセットになるものと思います。
Cさん
現在の品質問題に対して、品質特性を意識したメトリクスの分析を一度実施してみようと思いました。
とても参考になりました。
みなさん、本日は貴重なお話をありがとうございました。
このほかに、受講者より本講義のグループワークについて、下記コメントをいただきましたので、ご紹介します。
ソフトウェア開発に携わる技術者が共通に保有しておくべき品質に関する知識体系を講義で学び、その理解度をグループワークや演習で確認できる密度の高い教育でした。遠隔教育であっても、教室で参加しているような印象を持ちました。グループワークでの学生の皆さんのファシリテートもよかったです。
今年度の講義は、すべてオンラインでの開催となりますが、異なる業種や様々な企業の方と講義を通して、視野を広げることができるのも、enPiT-Pro Embの講義の魅力です。オンライン講義により、今までは、開催場所が遠くて参加できなかった方々も受講しやすくなっています。