「組込み/自動車システムの機能安全規格と安全分析演習」を開催しました(69~11日)

2021年 617

69から3日間、高田先生(名古屋大学)、松原先生(名古屋大学)、森川先生(株式会社 ヴィッツ)に講師を担当していただき、「 組込み/自動車システムの機能安全規格と安全分析演習 」 の講義と演習を実施しました。

講座では、「 機能安全とは何か 」、機能安全の中でもっとも重要となる「 安全要求分析とは何か 」、「安全分析手法」など機能安全の基礎を講義で学び、その後、具体的な事例やグループワーク演習を行いながら、実践的な学びを通して、機能安全における安全設計で何が必要であるかを学んでいただきました。

本講座の特徴は、具体的なシステムに対して、具体的な設計や分析を受講者同士で検討していただくことで、座学で学ぶだけでは理解不十分だった点に気づくことができ、より正しく深く理解していただくことができる点です。グループワーク演習では、所属やバックグラウンドの異なる受講者がグループを組み、講師から提示されたお題をグループのみんなで自由にディスカッションし、スライドにまとめ、発表しました。※enPiT-Pro Embのリアルタイム型オンライン講義では、オンライン上でのグループワークも積極的に取り入れています。

受講者の声

・大変有意義な講座でした。「機能安全とは何か」という状態で臨んでいたところもあり、ハードルは少し高く感じましたが、理論的な側面から演習につなげられていて、最終的には基本的な理解ができた気がしています。(開発設計)

・本講座は、今後の業務に必要な内容であり、参考になる研修でした。最初、3日間は長い研修だと思いましたが、結果としてはあっという間でした。逆に内容としては、盛りだくさんで3日間では足りないと感じました。(教育)

「機能安全=フェールセーフ機能を持たせること」と思っていましたが、どれほどの安全性で作るのか、製品の安全性を説明できるのか、といったプロセスや思考、目標といった個々人の「技術」ではなく、組織・個人の「リテラシー」の側面が大きいことに驚きました。(開発設計)