人材育成と仕事の質を重視した管理技術」を開催しました(6月17日)

2021年 6 月 19

6月17日(木)、山本先生(名古屋大学)に講師を担当して頂き、「 人材育成と仕事の質を重視した管理技術 」を実施しました。

機械系の出身者が多い企業では、少数派であるソフトウェア技術者の育成に困られている方が多いのではないでしょうか。講師は、自動車産業で研究開発やマネージメント、大学での教育評価研究などの経験があります。それらを踏まえて、講義ではトヨタ生産方式(TPS)のソフトウェア開発への適用が示されました。仕事の過程で設計書などの開発文書が作られます。開発文書を用いたTPSの「 見える化・5S・カイゼン 」により、着実に、技術力向上・モチベーション向上・社風の醸成などが進むでしょう。

受講者の声

導入部から、ソフトウェアの管理技術に繋がるのかなと不安がありました。ですが、デミング、ドラッカー、TPS等を通じて、既存の管理に関する考え方と、ソフトウェアの管理の考え方をつなげていただいたのは新鮮でした。TPS デミング等用語は聞いたことはあったものの、自業務ソフトウェア開発と繋げられると考えておらず理解を進めてはいませんでした。)

講義の中であったプロセスの改善において、現行業務で帳票フォーマットを変えたりすることは、上司社内のみならず顧客なども巻き込む必要があり上司含め及び腰でした。ですが、そこは少し目線を落として、文書力やレビューにより補うことができると知り、自分から変えてみることを始めようと思いました。

・TPSや5Sなどはなじみがあったのですが、深く欲し下げた事はなく、部分的な知識しか持ち合わせてなかったので、今回の講義で再度頭に通したいな、と感じました。

オンライン講座の場合、「 講師は " 話す " のみ、受講者側は " 聞く " のみ 」となりがちなので、受講者側は「 聞く姿勢、学ぶ気持ちが大事(自立/自律がポイント)」であると感じました。