「組込み/自動車セキュリティ中級」を開催しました(11月18-19日)
2021年 11月 28 日
11月18日(木)と19日(金)、「 組込み/自動車セキュリティ中級 」を開催しました。
「 組込みセキュリティ 」は松原先生(名古屋大学)、「 自動車セキュリティ 」は倉地先生(名古屋大学)に担当いただき、組込み/自動車セキュリティ初級(2021年6月24日実施)の発展的な講座として、組込みシステム開発に求められているセキュリティ対策の要素技術について、講義、演習を行いました。本講座の演習では、講師がオンラインで実演しながら、講師による演習解説にて、受講者のより深い理解をサポートしていきます。今回、演習を希望する受講者の方には、講義前に、演習環境構築マニュアル等を参考にしていただきながら、ご自身のPCに演習環境を構築していただきました。事前準備は必要ですが、講義当日、お手元の環境で手を動かしながら演習をすることにより、理解が深まり、受講後も演習環境を活用して頂くことができると考えています。
講義中は、質問が活発に寄せられました。さらに、講義終了後、受講者からこの講座を受けて、多くの感想をいただきました。一部、ご紹介させていただきます。
受講者の声
・組込み向け、車載向けのセキュリティが、時代とともに進化していることがわかりました。
・SSL/TLSの仕組みを実機で確認しながらの説明であったため、理解しやすかったです。
・MAC(メッセージ認証コード)実装に関する仕事をするようになり、本演習で得た知識を社内教育にも活用したいと感じました。
・AUTOSARのセキュリティの内容を日本語で聞くことができたのが大変よかったと思います。AUTOSARのドキュメントは、英語で、なおかつ独特の用語があり、概念的に今までよく理解できていなかった部分が、本日の講義で大分理解が進みました。
・OTA(Over the Air)について様々な攻撃手段があり、その対策が必要なことを知ることができてよかったです。
・OTAリプログラミングについて、「無線通信で新しいプログラムを送ること」としか認識していなかったが、実際にはセキュリティ上の脅威も含めて送信時の工夫がなされていることに驚きました。